セスナ兄弟の挨拶

サイラス・望・セスナ

ゲームのローカライズ会社としてソリコンサルタンツを立ち上げてから9年になります。その間に事業内容もかなり変わり、今では声優・俳優手配を始めとした外国人タレントサービスや吹き替えの演出を含めたディレクションサービスも提供しています。

もともと私は役者としての活動を行ってきたので、実際、こういった演出の方が自分の個性に向いているのです。会社を成立する前の大手ゲーム会社での経験は今でも貴重だったとは思います。しかし、6歳からずっと続けていたテレビ・舞台での活動やアメリカの大学で得た高レベルな舞台演技の研修はそう簡単には捨てられない経験でした。

おかげさまで、今では声優・俳優・ナレーター・MCをバイリンガルでこなせる個人のタレントとして、そして、優れたタレントのみを採用し、手慣れたスキルで演出できるディレクターとしてのキャリアが成り立っています。しかも完全にバイリンガルであるおかげで、言語が通じないために演出が難しいとされている外国人タレントの演出も問題なく行える有利な立場にいます。

こういった動きの中、当社の主要事業も変わってきています。当初はゲーム中心だったのが今では映像・教育に重きを置き始めています。ゲームのローカライズはもちろん大切な事業の一つと考えていますが、それがほとんど海外やインハウスで行われている今、映像や教材に関わる英語トータルディレクションの需要が高まっています。おかげさまで当社がローカライズした映像が国際コンペで受賞したり、大手が発生している英語ビデオ教材企画ではキャスティングをほぼ全て任せられたりと誇れるような実績も多くなっています。

来年の2015年で成立10周年となりますが、ソリコンサルタンツはまだまだこれからだという風に見えます。

ザール・平和・セスナ

「ねえねえ、これって英語でなんて言うの?」日本の小学校に通っていた頃は周りの子供たちに良く訊かされていた質問です。普通はその場で答えられたのですが、たまに答えに悩まされました。「そんな英語ってあったかな?」と言う風に。そういうときは創造力を振り絞って何とか答えようとがんばったものです。

ある意味、今の仕事はその無邪気な子供の問いの延長に過ぎません。ただ、答えを聞いてはおもしろがる子供たちと違い、当社のお客様はその答えのおかげで海外に作品を出せたり、製品を販売する機会を作ったりすることができる訳です。遊び半分で提供できるような答えではありません。

ただ、相手を楽しませるという意味では実際、あまり変わらないかもしれません。当社は翻訳を通して「意味」だけを伝えたいのではなく、日本人がそのコンテンツと触れ合うことで得られた「満足感」や「感動」も伝えたいからです。私は、イギリス人の親のもと、日本で生まれ育ちながらもアメリカ文化を常に吸収してきたという背景と、アメリカの作家講座で受けた知識を活かし、その「満足感」や「感動」をありのまま、海外の方にも伝えたいのです。

いままでは一人でこの目標を成し遂げようとしていましたが、今は弟のサイラスという強力なパートナーと一緒に目指して行こうと思います。静寂な文章の世界の中で生きている私と違い、サイラスは活気溢れた演出の世界の人間。ですが、一人で創る作品より、お互いの技能を活かして創る作品の方が遥かに優れているという認識は一緒です。その信頼や経験からなるコンテンツは必ず「満足感」や「感動」を提供するでしょう。

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